今回は一向聴の進行で迷った場面から。一向聴というと、1枚入ればテンパイという状況ですが何も考えずに欲しい牌が入るのをただ待っていればいいと言われると実はそうでもない。
一向聴の場面で上家から出た7pを鳴いてテンパイ取るかどうかですが、結構簡単な部類ですかねこれは。もちろんチーして47mのテンパイを取りましょう。
鳴かなければ満貫クラスはありますが
・南3局で点数状況が平たい
・既に捨て牌2段目の終盤に来ている
・親番
・(4p2枚見え)
なので47m/47pを待つよりは5800を全力で行った方がいいということになります。
平場で迷ったらとりあえずテンパイ取っておけばいいです。
次はまた違う場面で西1局のサドンデス状態、自分が親番で2位。
上家から4mが出た状況で鳴くかどうかですね。
まだ1段目の終わりで一向聴と言えど、愚形になりやすく上家が6m→4mと切ってきて更に対面も白で仕掛けています。ついでに下家も。
全員やる気がある一方私は2p6sポン、さらに上家が6m4m切ってるのでもし7mが浮いてたり孤立で持ってきたら間違いなく切るという期待もあったので少し考えてチー。
ただ、打点が断幺九ドラ1で十分というのが先行してしまい、後々危険牌となる4sを先切ってしまったのですが打6sが良いです。
理由は5sチー、さらに2344から3sを24でチーして25s待ちに出来るというのは見落としていたので痛いミスですね。ドラを切らずに消化できるのが大きい!
一方NAGAもどっちでもという判断ですが、個人的にはかなり副露寄りでもいいかなという考えです。
面前で行くにしろ4sを出すと他家に鳴かれテンパイ速度が上がってしまうのも考えないといけません。
ということで、6sも推奨。いいかもではなく一択クラスかと。
対面に4sを鳴かれ、上家の立直が入って自分もテンパイした局面です。
ちょっと2pは行きづらく、上家に対しては放銃率10%、対面に対して15%以上見積もっており降り有利かなと考えて打3s。
NAGAは2p押しなのでちょっと難しいです。ラスはないのでラフに押していいと。
赤が見えてないのはかなり気になるのでこういう時は降りてしまうと思います。
対面を応援しつつ上家と戦ってもらってあわよくば2位みたいな。
ということで、深いようで浅かった検討でした。
特に4mチーのところでは、鳴きを推奨しつつ34sの最終形が見えると言ってくれる師匠が欲しいですね。
副露率が低く和了率も低い人は、こういうところを見逃してる箇所が多いと思うのでちゃんとした検討をした方がいいでしょう。
全部理解した上でそれでも鳴かないのなら鳴かずで別に良いんですけど、自分は鳴く派なのでスタイルは各々って感じですかね。