過去の成績を見てどこが悪いのか良いのかをチェックして改善できるのがネット麻雀の良い所です。上手い人との見比べたり今後に活かしていく事が大事。
100戦、200戦、300戦の成績を見て少ないですがそれぞれ変化した値を見ていきます。
特別300と言う数字に思い入れはありませんが、雀魂牌譜屋のランキングに反映されるのが300戦を越えたプレイヤーなので、一つの区切りなのかなと。
500戦や1000戦の方がより実力が反映されやすいでしょう。
参考サイト:雀魂牌谱屋
A.100戦目(通算:22-34-24-20)
B.200戦目(通算:45-67-50-38)
C.300戦目(通算:66-94-81-59)
ここから細かく変化の推移を見ていき個人的に重要だと思う箇所は★で表していきます。天鳳というネット麻雀の最高峰のランクに到達したプレイヤーの平均値も載せておきます。【A100戦→B200戦→C300戦】、重要度≪★~★★★★★≫、〘天鳳位平均値〛
1.和了率【23.37%→22.67%→21.97%】≪★★★★≫〘22.21%〙
これは自分が和了した数値です。100戦から300戦で0.7%ずつ減っていっているので基本的な牌理、副露判断を強化していった方が良いかも知れません。
不調好調含め色々原因はありますがこのままだと500戦で20.57%と低い値になってしまうので出来れば23%台を目指したいところ。
2.放銃率【12.21%→11.01%→11.05%】≪★★★★≫〘11.40%〙
これは自分が放銃、振ってしまった数値です。100戦から200戦で2.2%減っていますが、特別改善したというよりは和了できる機会が少なかったから降りざるを得ない手が多かった印象です。
この割合自体高いよりは少ない方が良いですが、テンパイ後の回避できない放銃や捲り合いで負けたりといった要素もあるので、1桁台だから凄いと言ったものではないと思います。ただ13%以上出てる人は守備を意識するのもいいかもしれません。
3.副露率【35.25%→35.32%→34.12%】≪★★★☆≫〘34.90%〙
これは自分がポンやチーなどで鳴いた数値です。和了率にも関係してくるのでかなり重要度の高い項目だと思いますが、それぞれスタイルがある為一概には言えません。
個人的には鳴きの精度が高い人ほど強者のイメージがあるので35~40%を目指していきたいです。同卓した時に他人の成績を見る際、30%以下なら面前派、30%~38%は普通、40%以上は副露派と言った感じでいいでしょう。
副露50%ぐらいだと遠い仕掛けでもすぐ鳴く(特に中国人プレイヤーが多い)ので状況にもよりますが序盤の1,2副露ぐらいでテンパイしてるとは思えないから無視するといったことはよくします。
4.立直率と(ダマ率)【18.85%(11.93%)→16.93%(13.28%)→16.96%(13.96%)】≪★★★≫
〘16.30%(データなし)〙
こちらはテンパイ時曲げた割合とダマった割合です。テンパったら7割8割愚形でも曲げ、先制立直が強いという傾向にありますが適正値は良くわかりません。
ただ15%切ってると曲げるべき局面でダマってる可能性が高いので恐れずに曲げて打点上昇に努めた方が良いかもしれませんね。
曲げる曲げないといった判断要素は点数状況にもよりますが、
序盤(捨て牌1段目ぐらい)はダマ有利・・・待ち牌の好形変化とドラ引きによる打点上昇
中盤(捨て牌2段目ぐらい)は立直有利・・・大体手が揃ってくる巡目による他家との勝負
終盤(捨て牌3段目ぐらい)はダマ有利・・・リー棒1000点を出すデミリットとツモ数減少
のセオリーみたいなものが自分の頭の中にあります。あくまで骨組みみたいなもので
状況に応じて黙るなり曲げるなりしていきます。分からなかったら立直!
因みに1家に対する愚形追っかけ立直による和了率は8巡目で約34%(放銃率20%ちょい)
11巡目で約30%(放銃率約20%)なのでドラ1あれば愚形でも追っかけ立直が有利と言ったデータもあります。つまり愚形だから出づらい→曲げないという先入観を貫くというのは危険な行為。先制立直を受けた他家は愚形か良型かは分からないので愚形でも恐れずに曲げましょう。
少なからず自分は曲げてくる人に対して良型立直と言う前提で大体対応し攻めるか降りるか一瞬降りて攻めの機会を窺うかを判断してます。
5.安定段位【雀聖2.16→雀聖2.96→雀聖1.53】≪★★≫
現状ではあまり重要視してないですが、打ち続けるにあたり安定してる段位を表してる数字です。後述しますが、1位から4位までの順位と関連しており、1位2位が多く4位が少ないと雀聖/魂天クラス、逆に1位2位が少なく4位が多いと雀豪以下になってきます。
打数が少ないと変動しやすいのでこれはある程度800戦1000戦とかやっていくうちに信頼性が高くなってくると思います。
100戦300戦程度で魂天が出たからと言って必ずしも強いとは限らないですし、逆に1000戦以上打って雀豪2とか3なら打ち方に問題があるのかもしれませんね。
6.連対率【56%→55.5%→53%】≪★★★☆≫〘53.50%※平均対戦数3251戦〛
雀魂は1位と2位と取っていればポイントが増えていき、3位は微減、4位を取れば下がるシステムなので、この1位2位の上昇分の割合をまとめて連対率と言います。
玉の間だと1度4位を取ると200pt以上引かれてしまう言わばラス回避ゲーなので、4位率が20%を切り、連対率を55%以上に目指していけば間違いないと思います。
こちらも対戦数を稼いでいくうちに信頼性が高くなるので、ラス率が高く雀豪1あたりをうろちょろしてるなら自分の打牌を見直した方が良いかもしれませんね。
攻め過ぎか守り過ぎか他人から見ないと気づけない点改善できない点というものは多々あります。信用できる強い人に聞きましょう。
大まかで主観ですが、大体こんな感じにまとめてみました。
私はトップ率が異常に低いので、1位率を上げて今後打数を重ねていきたいですね。
おまけ~牌譜検討編~
4位を取った試合で無理ラスだからの一言で片づける人は上には登っていけません。
どんな試合でも1つの打牌や1つの鳴き判断で変わっていくのが麻雀ですし、面倒な作業ですが、次の試合に行くより1度牌譜を見返すことをおすすめします。
例えば
この局面で、親リーに対して突っ込んだのですが、最後に曲げた6mで放銃してしまいました。
ここで攻めた結果放銃したので仕方がないで片づける人と、使わない6mを持っていたのが悪いと思う人で分かれると思います。
結論を言えば、攻める意志があるにも関わらず親に対するアンパイを持ってない自分が悪く、この場合4sを3枚持ってるので比較的安全な2sまたは北を保持し勝負するなら2sか北で曲げるのが正着でしょう。三色もないですしね。
続いてこの牌姿。ここから私は打9sとしましたが、2mが正解です。
2向聴の形ですが、現状1223mで1ブロック、355pで1ブロック、56/6789sで2ブロックと計4ブロックの形です。
ここで9sを切ってしまうと、2mの薄い縦重なりや5pをヘッドとして使うしかなく、6sをヘッドに出来ないという点が大きなデミリットだと思います。
6pが来たときは結構なロスになりそうな一方2mを持っていてもそんな受け入れは広くなっていなく、この形から断幺九の変化も薄そうなのも目に見えてます。
後から追加しましたが、南1局親番ラス目のシーン。
上がらないといけない場面で、789の三色が見える一方索子の一盃口もある手。
自分はとりあえず上がり優先で一盃口を見限り7sを切りましたが、8sからが良いでしょう。
点数が少ない手前、守備に構えてる余裕はなく打点をマックスに作りあげる必要があります。
つまり赤5s引きによる34m落とし最終形カン6sにも取るべきだと考えました。7sから切っちゃうと赤5sが来たとき6s引きのロスがありますからね。
普段決まったターツに対し内側から切ってしまう癖から生じたものです。
上記の3局はいずれも4位を取った試合ではありませんが、ちょっと自信のない打牌が生じた時は覚えておくなり、メモを残すなりして後で見返すことが今後の成長に繋がるのではないでしょうか。ミスが起きるのは仕方がなく次同じミスをしないためにもこういう細やかな積み重ねが大事。